「第1回GRLPアルムナイイベント」開催

「第1回GRLPアルムナイイベント」を、2017年7月18日(月)、早稲田大学日本橋キャンパスで開催しました。約40名の修了生と講師にお集まりいただき、交歓の一夜となりました。GRLPの新たな活動が始まりました。

冒頭、日産財団理事長でGRLP講師の志賀俊之があいさつしました。 「アルムナイの会合をやりたいと4年間、構想してきました。30名以上の方にお集まりいただきました。ありがとうございます。技術で勝ち、事業で勝ち、経営でも勝つ。そうしたリーダーが日本から輩出されないければならない時代になっています。5日間の研修とともに、こうしたネットワークのなかで、逆風下でも一歩ずつ進むリーダーが生まれることを祈っています」

blog-23-1.jpg    挨拶する志賀理事長(右)

日本橋キャンパスがGRLPの主会場に

次に、早稲田大学ビジネススクール教授で、GRLP講師の太田正孝先生に、乾杯の発声をいただきました。太田先生は、今回のイベント会場である日本橋キャンパスで展開する社会人向け新規事業「WASEDA NEO」のマネジング・ディレクターにもご就任。また、同キャンパスは今後のGRLPの主会場にもなります。

「みなさん、お久しぶりです。お元気そうでなによりです。ここで、9月にはGRLP早稲田大学-IMD版、12月には早稲田大学-ウォートンスクール版を行います。また、先日は、英国を訪問し、アライアンスのリサーチも本格化しています。GRLPは、つねに進化していかなければならないと思っています。では、講座の益々の発展、日産財団の繁栄、アルムナイみなさんの発展を祝して、乾杯!」

blog-23-2.jpg    乾杯の発声をする太田教授(右)

「多様化するリーダーシップ論」を話題提供

修了生は、2014年の第1回から2016年の第5回までの5期。初対面どうしの方も多く、歓談のなかで新たなネットワークがつくられていきます。また、ご参加いただけなかった修了生からお寄せいただいた近況報告も投影しました。

blog-23-3.jpg    懇親のようす

早稲田大学ビジネススクール教授で、GRLP講師の池上重輔先生からは「リーダーシップ研究トピック」というテーマで、リーダーシップをめぐる現状をお話していただきました。

「日本のリーダーには傑出した上位層が少ない傾向です。最近、『サーバント・リーダーシップ』(相手に奉仕し、相手を導くリーダーシップ)が日本で参照されることが多いようで、自分はサーバント型だがそれを理論も支持していると安心する人も少なくないようですが、日本ではむしろ牽引者が求められているので、気をつける必要はあります。また、昨今では『会社』を超えて『社会』でリーダーシップを発揮すべきという論が出ており、理論が縦軸に横軸にと広まっています」

池上先生は、GRLPのカルロス・ゴーン講師のセッションをまとめた『カルロス・ゴーンの経営論』(日本経済新聞出版社刊)が、発行部数4万部を超えたことも報告。「みなさんがリーダーシップの持論をつくって、ゴーンさんのスタンスに対して自分は是非をどう考えるかという観点で本を読んでほしい」と伝えました。

blog-23-4.jpg    話題提供する池上教授

修了生が活躍ぶりを報告

修了生にも「リーダーシップ実践報告」として、お話をいただきました。

「4月から支店長に就任しました。若い人材が多いので、成功体験を積んでもらって育成することを意識しています。90名に対して1人30分の面談も行いましたが、自分自身も勉強になります。しっかり組織をまとめていきたいと思っています」

blog-23-5.jpg    2016年早稲田-ウォートン版修了、藤田桂子さん

「長らく購買部門で仕事をしてきましたが、4月から戦略企画の担当部長となりました。経営的な支店でモノの見方ができるほうになったと思っています。また、部門トップを巻き込んで方針を伝えたり、個別チームの日毎のフォローアップをしたりしています。同時に、テクニックや知識も大切ですが、実践の積み重ねが大切とも感じているところです」

blog-23-6.jpg    2016年早稲田-IMD版修了、河野敏朗さん

「昨年12月に、会社を移り、新しいリーダーシップに挑んでいます。通常のリーダーシップ講座は、過去のリーダーについて論じるものですが、GRLPは、“いま”リーダーシップを発揮している人について語り合うもの。ここにこの講座のおもしろさがあると思っています」

blog-23-7.jpg   2014年早稲田-ウォートン版修了、北川史和さん

3人のお話に対して、志賀が講師として「決める、ぶれない、逃げない。これらがリーダーのやらなければならないこと」などと、修了生を激励しました。

「同窓生の支援でGRLPをよりよいものに」

最後に、GRLPの企画者の一人である日産財団副理事長の久村春芳が、閉会のご挨拶をしました。 「このプログラムをよりよくしていきたいと思っています。社会がよくなることをめざして、同窓生みなさんにもサポートしていただき、ドライブの力を増やしていければと思います。今後ともよろしくお願いします」

blog-23-8.jpg    挨拶する久村副理事長

ご参加いただいた、修了生のみなさん、講師の先生方、どうもありがとうございました。 日産財団は、GRLPのアルムナイ(「同窓生たち」の意味)組織を設けることで、講座でのリーダーシップ養成に加え、修了生の成長や活躍、またネットワークづくりを支援してまいります。

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