日産カルロス・ゴーンが見る世界とは。国内セミナー・講演での名言集

日産V字回復の立役者、2017年4月1日、同社社長を退任し、現在会長職となったカルロス・ゴーン氏。数字に裏付けされた徹底的な経営再建が話題となり、平成のサクセスストーリーを作り上げたゴーン氏ですが、自身の経営哲学や、自動車業界の未来について、様々な講演を行なっています。ここでは、特徴的なものをご紹介、また、セミナーの中でのゴーン氏の発言をまとめていきます。

カルロス・ゴーン氏 略歴

1954年3月9日生まれ、ブラジル、ポルト・ヴェーリョ出身。仏ルノー取締役会長兼CEO、日産自動車取締役会長。1999年当時、倒産寸前だった日産自動車を再建させた敏腕経営者。ルノーでの「200億フラン削減計画」や、「日産リバイバルプラン」など、大胆な経営合理化策を打ち立て、コストカッターという異名を持つ。2016年、三菱自動車の取締役会長にも就任している。

大学、大学院での講演

KBS(慶應義塾大学大学院経営管理研究科)

2012年6月に行われた慶大ビジネス・スクール主催の講演会に出席。「グローバルリーダーシップと危機管理経営」をテーマに講演を行いました。

【カルロス・ゴーン氏 名言】

「危機は経験を積むチャンスであり、教訓を得ないのはもったいない。企業も国家も、教訓をどうすれば、組織の知恵として取り込めるかを考えるべきです。」

「結果を出すのは自分ではありません。周りが成果を出すのです。成果を出し続けるには、周囲の人材を刺激し、指針を示し、モチベーションを高めるのが役割であることを忘れないでください。」

「競争力向上には2つの基盤があります。1つは会社に対する意識、志の高さです。現状に満足していては競争力を維持できない。飽くなき意欲が必要です。2つ目はそれを実現するための謙虚な姿勢です。他社から学習するオープンさ、謙虚さも必要です。」

東京大学 講演 カルロス・ゴーン氏、グローバルリーダーを語る

2012年12月、東京大学において、カルロス・ゴーン氏の講演会が開催されました。

【カルロス・ゴーン氏 名言】

「グローバルリーダーになるために必要な資質は3つあります。知的好奇心、他の文化背景を持つ人を受け入れる謙虚さ、そして一般常識を持つことです。」

早稲田大学 カルロス・ゴーン氏 名誉博士記念講演

2005年4月1日、カルロス・ゴーン氏に早稲田大学の名誉博士号が与えられ、その記念講演が行われました。

【カルロス・ゴーン氏 名言】

「勉学は大事ですが、知識を身に付ける事が全てではありません。大学は、学ぶ方法を学ぶ場所です。人と協力することを覚えること。将来の環境に適応すること、人との関わり方、時間管理、自制心を学ぶことです。また、新しいアイディアを生み出し、今、そしてこれからの人生を生きるための準備をすることです。」

イベントでのゲスト講演

Slush Tokyo 2017 自動車の先端技術がつくる新しい時代

2017年3月に行われた起業家向けの国際イベント「Slush Tokyo 2017」にて、「自動車の先端技術がつくる新しい時代」をテーマに講演を行いました。

【カルロス・ゴーン氏 名言】

「世界で年間9000万台のクルマが販売され、毎日10億台以上のクルマが走っている。今後、インドなどでモータリーゼーションが進めば、今のように排ガスを出すことはできず、ゼロエミッションは未来である」

「22年から23年には無人運転のロボットタクシーが実現しているだろう」

「CES 2017」基調講演

2017年1月、「CES 2017」でカルロス・ゴーン氏の基調講演が行われました。

【カルロス・ゴーン氏 名言】

「ゼロエミッション、死亡事故ゼロは、私たちだけではなく皆さんと一緒に実現するもの。交通インフラのストレスやエネルギーを抑えるには、都市計画と一緒にならなければならない」

ビジネスセミナー

日産財団 逆風下の変革リーダーシップ養成講座

日産財団が主催する「逆風下の変革リーダーシップ養成講座」。このセミナーでは、大手企業の幹部候補などを中心に、グローバルリーダー候補生が受講。カルロス・ゴーン氏よりリーダーシップについて学びます。

【カルロス・ゴーン氏 名言】

「ミドルマネジメントは将来のリーダーになる上で重要だ。ポジションの高くない者だと、責任はない。ミドルは現実との接点があり、部下もいる」

「ミドルにとって危機の会社は素晴らしいチャンスだ。好調な会社だと違いを出せないが、苦しいからこそ、違いを生み出して、目立つことができる。だからこそ厳しい企業に入るべきだ。自分の力を示すチャンスだ。確かにリスクはあるが、そこでワクワクすべきだ」

「完璧な判断はない。全力を尽くすが、ときにはミスを犯す。何百、何千という判断の大半がうまくいくことが肝要なわけです」

「成功するのはほとんどの決断がただしいとき」

「事業をしていると、明確に問題があるかどうかは分かる。ビジネスの指標は明快だ。売上高や利益はプラスか。自己資本は向上しているか。いくつかの数値で分かる。政治とは違う。株主や消費者もみんな数値を追っている。しかも常に激しい競争にさらされている。ちゃんとした情報がないと正しい判断はできず、会社は傾く」

「フリクションもある。会社は壁にぶつかる。重要な決断をするには従業員のいっていることを把握しないといけない。裸の王様などありえない」

「逆風下の変革リーダーシップ養成講座」は、社会をとりまく諸課題に対して立ち向かい、成果を生み出すことのできる真のリーダーを養成するためのプログラムです。偉大なカリスマ経営者カルロス・ゴーン氏から直接指南が受けられるチャンス!2017年も開催を予定していますので、興味のある方は是非参加してみては?

関連記事