Wharton(ウォートン・スクール)とは?その特色と受講メリットについて

経営についての知識を深めるために、MBAの取得を考えているものの、どこで学ぶべきか迷っている…という人は少なくありません。そんな時、選定の指針のひとつにしたいのが、現在リーダーとして活躍している人の母校を参考にするという方法です。そこで今回は、数々の経営者やリーダーを輩出しているペンシルベニア大学のビジネススクール「ウォートン・スクール(Wharton)」のMBAプログラムの特徴や受講ベネフィットについてご紹介します。

ウォートン・スクール(Wharton)とは

ウォートン・スクール(Wharton)とはペンシルベニア大学を母体とする、アメリカおよび世界で初めて作られたビジネススクールです。その歴史は古く、設立は1881年までさかのぼります。

母体であるペンシルベニア大学同様、ウォートン・スクールのMDAプログラムは高く評価されており、2016年のMBAランキングではUS Newsで1位、Financial Timesでは3位を獲得。さまざまなMBAランキングの上位常連校として、長きに渡りその名が知られています。

ウォートン・スクールの著名な卒業生

PayPalの前身として知られるX.comを設立したイーロン・マスク氏や、ウォーレン・バフェット氏などもウォートン・スクールの出身者(ウォーレン・バフェット氏は中退)。日本人卒業者は1,000人にのぼり、それぞれ業界の第一線で活躍しています。

ウォートン・スクール(Wharton)の主なプログラム

ウォートン・スクールは2年制となっており、1年目でビジネスの基礎的な内容を必修科目を通して学び、2年目でより自分の目標に沿った科目を選択して学習を深めるという流れになります。2年間で21単位までの授業を受けることができますが、授業料を追加で支払うことで、それ以上の講座を受講することも可能です。

1年目の主な流れと必修科目について

1年目は主に必修科目の修得に忙しい時期となります。それ以外にもMarketing Caseやプレゼンテーション、SABRE(シミュレーションゲーム)などがあり、日々経営に関するさまざまな内容を学ぶことができるでしょう。

卒業までに必要な最低単位数は19となっていますが、そのうち必修科目が占める割合は10単位となっており、必須科目を落とさないことが必要最低条件となります。必修科目は年度ごとに内容が見直されますが、これまでFinancial Accounting(財務会計)やFundamentals of Managerial Accounting(管理会計・コスト)、Managerial Economics(ミクロ経済学)などが取り扱われてきました。

必修科目はそれぞれバラバラに授業が進むのではなく、同じ問題を違った目線(科目)で取り上げるなど、教授間で連携を取りながら進んでいきます。そのためより多角的かつ客観的な考えを身につけることができるでしょう。

2年目の主な流れと選択科目について

2年目は1年目よりも授業の自由度が高く、必修科目にプラスして選択科目を取得することができます。選択科目も必修科目同様、年度ごとに内容が異なりますが、財務諸表分析のための注意点をケーススタディ形式で学ぶProblems in Financial Reportingや、ベンチャーキャピタルのファイナンスについて学ぶVenture Capital and Finance of Innovationなどの授業が毎年人気となっています。

必修科目をスキップすることも可能

必修科目はその名の通り、すべて履修することが求められますが、Waiver(ウェイバー)という制度を利用することでスキップすることができます。Waiverできるかどうかは筆記試験や書類審査などを通して判断されますが、Waiverした科目は履修単位には入らないため、より多くの選択科目で単位を補う必要があります。

逆にいえば、選択科目をより多く履修できることがWaiverの大きなベネフィットだということ。選択科目に魅力を感じているなら、Waiverをうまく利用するのがよいでしょう。

ウォートン・スクール(Wharton)受講のベネフィット

ウォートン・スクールでMBAを取得するベネフィットは大きくふたつあります。

  • 世界的に著名な教授の授業が聞ける
  • 優秀な学生が集まりやすい

アメリカ本土でも優秀な大学として知られるペンシルベニア大学のウォートン・スクール。そのため世界中から著名な教授が集まりやすいという特徴があります。

例えばIMBやトヨタなどとつながりが深く、日本でも著作が翻訳・発売されているマイケル・ユシーム氏(GRLPの講師でもある)や、ジャーナリスト時代にピューリッツァー賞を受賞したこともあるネゴシエーションの専門家、スチュアート・ダイアモンド氏なども、ウォートン・スクールの講師の一人。そのほかにも各分野の著名な専門家が多数講師として名を連ねています。

「優秀な人材が集まる」という意味では、学生も同様です。経営についてより深く学びたいと望む優秀な人材が、全世界から集まっています。授業ではプレゼンや討論の時間も多く、彼らと意見を交わすことで新たな学びを得ることができるはずです。

ほかにはない経営の学習環境を求めるなら

長きにわたる実績と豊富なカリキュラム、優秀な教授や学生が集まるウォートン・スクールは、よりグローバルな視点で経営学を学びたい人にとってうれしい環境といえるかもしれません。次世代リーダーに必要な経営力を得るための方法のひとつとして、ウォートン・スクールの受講を選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。

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