今の時代に求められる真のリーダーシップを育成する方法とは?

現代ほどリーダーシップが求められる時代は、これまでなかったでしょう。反グローバリズムのグローバル化が進行するなどし、ビジネスを取り巻く環境は、政治、経済、社会の各方面で複雑化の一途をたどっており、組織を成功に導くには強いリーダーシップが欠かせません。しかし、リーダーシップとは果たして何でしょうか。リーダーシップという言葉は日常的に使われていますが、定義できなければ実行も育成もできません。ここでは、現代のような逆風の時代に求められるリーダーシップとは何か、そしてその育成方法を解説していきます。

 

リーダーシップに対する誤解

リーダーシップの定義が曖昧であると、多くの誤解が生まれます。よくある誤解に、「カリスマ性」が挙げられます。人を惹きつけることができるカリスマ性は大変魅力的です。しかし、それはリーダーシップの本質ではありません。リーダーシップは、組織の目的を達成するために人を巻き込んでいく力です。多くの場合でカリスマ性があるにこしたことはありませんが、目的達成に発揮できなければそのカリスマ性は意味がありません。その場合は、単なる扇動者といっていいでしょう。もう一つの、大きな誤解としては、「半ば強制的に人に自分の意見を押しつける」ことだと勘違いしている人が多いことです。これは、リーダーシップではなく「支配」となります。人を活かすのではなく、人を押さえつけるのですから、リーダーシップとは真逆の考え方といえるでしょう。

 

現代に求められるリーダーシップとは?

それでは、現代に求められるリーダーシップとは何でしょうか。先述しましたが、現代はビジネス環境が厳しい逆風の時代です。そのなかで、組織を成功に導くリーダーには「強靭さ」と「しなやかさ」が求められます。

「強靭さ」とは、どのような場面においても強さと落ち着きを保つ能力であり、明確な礎と方針を持つ能力です。厳しい課題に直面したときに、リーダーに迷いがでれば周囲はついてこないでしょう。厳しい場面であるほど、リーダーは明確なビジョンを示せるようにならなければいけません。

「しなやかさ」とは、環境の要請にチャンスを見つけることができる能力です。現代のような環境変化が激しい時代には、変化に対して柔軟に適応できる能力が必須となります。また、その変化の中から自社にとってチャンスとなる事柄を冷静に発見できる能力が必要となるのです。

 

 

 

 

リーダーシップの育成方法

強靭さとしなやかさを併せ持ったリーダーは、すぐには育ちません。長期的なスパンで育てていく必要があります。人材育成は、数字としてあらわれにくいので、短期的に効果がないと思ったら、そこであきらめてしまう傾向があります。しかし、人の能力・意識はすぐに伸びていくものではありません。育成者、それを肝に銘じて長期的な計画のもとに、育成に取り組んでいきましょう。

育成のポイントの一つ目は、「ビジョンの確立」です。つまり、目指す方向を明確にすることにあります。リーダーシップとは、組織目的を達成するために人を巻き込んでいくわけですから、ビジョンの確立は当然のことではありますが、これができていないケースが多いのです。まずは、どのような組織としたいのか、どのようなリーダーになりたいのか、を明確にしましょう。強いビジョンは内面の強靭さを育んでいきます。

二つ目は、憧れのリーダーを見つけることです。リーダーシップは座学では育ちません。実際にリーダーが、様々な状況に対して、どのように決断・行動を起こしてきたのかを観察し、分析しましょう。そして、憧れのリーダーと現在の自分との差を明確にしましょう。その差を埋めることが、これからやるべきこととなります。

 

レジリエンスをインストールする

逆風の時代は、残念ながらこれからも続いていくと思われます。しかし、ここで述べてきたようなリーダーシップを発揮できれば、これからの組織運営を力強く前進させていくことができるでしょう。逆風の時代におけるリーダーシップを一言でいえば、「レジリエンス」といえます。レジリエンスとは、“折れない心”です。ビジョンの確立、憧れのリーダーとの折衝を通じて、レジリエンスをもったリーダーへと向かっていきましょう。

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